日本とアメリカの投資割合による影響
近年、証券投資をスタートした方は米国株式やインデックス投信への投資で利益が出ているかたも多いはず。
「これまでの投資はそこそこうまくいったから投資金額を増やしたいけど、金融資産の中でどれくらいまで増やしていいかわからない」
そんな方は以下を投資割合について参考としてみてください。
金融庁のデータによると、1995年からの20年間でアメリカの金融資産は約3倍になっています。それに対して日本の金融資産は1.5倍の増加とやや増加程度となっています。
いったい、この差はなんだったんだろうか。
アメリカ経済と日本経済の成長スピードは異なるため一つの理由ではありませんが、決して給与水準の差のみが金融資産の差につながったわけではありません。
1999年と2018年の日本とアメリカの金融資産割合を見てみましょう。
※金融庁HPよりマネータックス作成
日本は1999年も2018年も現金預金が50%を超えているのに対して、アメリカの現金預金は10%前後に過ぎません。
つまり、その差40%は投資の差なのです。
では、なぜ日本人は「投資」に前向きになれなかったのか。
金融庁のアンケートによると
金融庁HP
- 資産運用に関する知識がないか
- 購入・保有することに不安を感じるから
この2つの理由でなんと7割を占めていたからです。
投資割合の目安
では、貯金と投資の割合はどうすればいいのか。
結論、すでの投資経験がある方は金融資産の半分まで投資比率をあげることは検討できるでしょう。
貯金5割 投資5割
まだ自信のない方は1割から2割を目標に投資をしてみてはいかがでしょうか。
投資割合が高い≠リスクが高い
投資のリスクは金融資産に対する割合では考えられません。
上記では金融リテラシーに自身のある方は割合5割、自身のない方は1、2割と言いましたが、投資のリスクは貯金と投資の割合で考えないようにしてください。
投資のリスクはリスク資産の高いものにどれだけ投資をしているか。ということです。
すなわち、日本国債に貯金額と同等の金額を投資しているのと、株式に貯金額の3割を投資しているのとでは、株式投資のほうがリスクをとって投資をしていると考えるのが一般的です。
このように、投資はリスクとリターンと金額を考慮して無理のない範囲で行うのがいいでしょう。
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