IFAってそもそもなに?
IFA ・・・Independent Financial Advisor
IFAとは金融機関から独立した立場で資産運用のアドバイスを行う者を指しています。
少しづつ日本にも浸透してきたIFAではありますが、まだIFAのことを理解している方の方が少数派であることは間違いないでしょう。投資信託や米国株式投資を始められている方も多いかと思いますが、日本人は資産5000万円を超えると他人に相談したくなるという傾向があり、実際に自分の知識だけで投資を続けていくのが不安という方はプロの担当者についてもらうという選択肢があります。
2021年に国税庁が公表したデータによると、日本で5000万円以上の金融資産を保有する仮定は全体の約9%です。
図1:純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数
出所)国税庁 「国税庁統計年報書」、総務省 「全国家計構造調査(旧全国消費実態調査)」、
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0301_1
厚生労働省 「人口動態調査」、国立社会保障・人口問題研究所 「日本の世帯数の将来推計」、
東証 「TOPIX」 および 「NRI生活者1万人アンケート調査」 、「NRI富裕層アンケート調査」等よりNRI推計
参考までに担当についてもらうのであれば、金融資産のみを考慮した場合、準富裕層以上は証券マンの担当がつくレベルであり、最低でもアッパーマス層くらいの金融資産がないと優秀な営業マンが担当につくことはあまりないでしょう。
すでに優秀な営業マンが担当についているという方は経験があるかもしれませんが、
「独立するので引き続き担当をさせてもらえないでしょうか」
そう営業マンからいわれたことはありませんか?
近年証券マンが独立してIFAとして活動するケースが急増しています。証券マンが独立するということにイメージがわかない方のためにもう少し解説します。証券会社の運営というのは簡単な話ではなく細かな基準や審査をクリアし証券会社として運営するための資格も必要となるため証券会社を設立して独立するというのはかなり難易度が高いのですが、今ある証券会社の営業マンとして業務委託をうけて営業活動をするというのはそこまでハードルが高くないのが現状です。つまり、証券会社に直接属さない独立した証券マンが急増しており、それをIFAと呼んでいます。
https://www.a-ifa.jp/about/about-ifa.html
図のように、投資家である顧客は証券会社へ資金や投資信託などを預け入れるため、投資家の直接的な契約先や取引相手はあくまで証券会社となります。しかし、証券会社の社員が投資家の窓口になることはなく、その証券会社が営業部隊として提携しているIFA事業者が投資家の窓口としてサポートを行っているということになります。
IFA事業者は証券会社とは別会社となるため、独立系資産運用アドバイザーと呼ばれたりしています。
IFAはどんな人が多いの?
証券会社から独立しているということもあり、やはり優秀な営業マンが多い印象を受けます。IFAにも働き方は様々あるのですが、多くは個人事業主として活動しています。固定給があるわけでもないため一人でもやっていける能力のある営業マンが独立して頑張っているようです。
基本的には大手証券会社の出身者が、証券会社勤務時代に担当していた顧客を勧誘して独立しているケースがおおくの割合を占めています。そのほかにも銀行出身者や保険出身者と様々な分野からの参入が目立ってきたのはここ数年の話です。
証券会社からの独立組と、他業種組がいるわけですが優秀な方も多いですがそうでない方もなかにはいます。
独立している ≠ 優秀
単純に会社勤めが嫌になり独立している方もいるので、担当者を探すときは注意しましょう。
IFAを信用してもいいのか
IFAはここ数年、ようやくメディアにも取り上げられるようになりましたが、認知度はまだまだといったところでしょう。そこで、IFAを信用していいのかについて解説していきます。
証券会社時代からの付き合いなら信用できる
IFAの多くは証券会社に勤めていた元サラリーマンです。証券会社の時から担当してもらいその営業マンが独立し、IFAになっても担当してもらってる。そういう方も多いかと思います。IFAは一応会社には属しているのですが、基本的にはその営業マンと1対1の関係性であることから、その担当者を人として営業マンとして信用できるかがポイントです。これまでの営業スタイルや性格もわかっている分、信用できるかを見定めることはできるのではないでしょうか。
新たにIFAを見つける
IFAは優秀な営業マンも多くいますが、そうでない方ももちろんいます。そういう点を考慮すると、これから新たにIFAを見つけて担当してもらうというのはリスクがあります。現在は、IFAと繋がれるサイトなんかもありますが担当してもらう前にしっかりとコミュニケーションをとってしっかりと自分のお金や人生について考えてくれる方なのか慎重に考えてみてください。
参考にIFAと繋がることができるサイトを以下に貼っておきます。
信頼できる資産運用のパートナーはいますか?
資産運用のプロが
https://adviser-navi.co.jp/watashi-ifa/
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オカネコは株式会社400Fが展開するIFAと投資家をつなぐマッチングサービスです。こちらも「わたしのIFA」と同様にIFAが新規のお客様を獲得するために利用しているツールです。
IFAと証券会社どっち方がいいのか
IFAと証券会社の営業マンとではどちらがいいのか。
まず、証券会社選びは最初に2つの基準で考えるといいでしょう。担当者についてほしいか、担当者はいらないか、です。
担当者が必要ない方はインターネットですべてを解決できるSBI証券か楽天証券を選ぶといいでしょう。できるだけコストを抑えたいという方はこの選択がベストです。
担当者についてほしいという方は、野村證券や大和証券のような大手の老舗の証券会社の窓口でまずは相談してみてください。
上記の2択で担当者についてほしいと思う方は以下を参考に担当者選びを検討してみてください。
IFAと証券会社の営業マンとの比較
IFAのメリット
- 担当者の変更がない
- 会社から指示された商品を提案されない
- 証券会社のように堅苦しくない
証券会社のメリット
- 会社に信頼感がある
- いい担当者に巡りあう可能性がある
- 担当者不在時も迅速に対応してくれる
IFAのデメリット
- 良くない営業マンでも担当者を変更しづらい
- 営業マンが会社に縛られていない分、営業マン次第になる
- 営業マンとの関係性がラフになる
- 契約元の証券会社がSBIか楽天だと手数料が安い
証券会社のデメリット
- 担当者がコロコロ変わる
- 会社から売れと言われたであろう商品をおすすめしてくる
- お金を移そうとすると上司が現れる
- 対面型の証券会社は手数料が高い
結論、担当者選びに正解はないのですが、IFAは転勤がないことが最大のメリットあるため担当し続けてもらえることは嬉しいですね。それに対して証券会社のメリットは会社自体を信頼できることでしょう。
IFAにしろ、証券会社の営業マンにしろ、この人は信用できるという方を探してみてください。
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